異形鍛造のプロフェッショナル

鍛造(たんぞう)とは

鍛造(たんぞう)とは、金属を成型する方法の一つです。金属をハンマーやプレスなどで叩いて成形するので、金属の組織が均一になり、強度が増します。この特性を生かし、強度を必要とする部品(建機部品、車両部品等)に利用されています。

動画で紹介「鍛造による金属の成型」

活用事例

耐震補強金具

送電線用架線金具

建設機械部品

鍛造(たんぞう)と鋳造(ちゅうぞう)の違い

鍛造(たんぞう)は、しばしば鋳造(ちゅうぞう)と混同されますが、下記のような違いがあります。

  鍛造(たんぞう) 鋳造(ちゅうぞう)
成型方法 金属をハンマー等で叩いて成型する 金属を溶かして型に流し込み成型する
特徴 金属の組織が均一になり強度が増す
内部欠陥がない
衝撃に強い
部位により強度差がある
”巣”などの内部欠陥が発生する場合がある
衝撃に弱い
複雑な形状、中空の製品を作ることが可能
代表的製品 送電線架線金具等の連結部品、シリンダ部品、耐震部品 自動車エンジン、工作機械のフレーム、マンホールのフタ、鍋、釜

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平松製作所の鍛造の特徴

鍛造には冷間鍛造と熱間鍛造があり、プレスやハンマーを使う→平松製作所は「エアースタンプハンマーによる熱間鍛造(1トンハンマー・2トンハンマー)」「製品重量で15kgぐらいまでの鍛造が可能」「多品種少量生産」

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鍛造で成型された金属の活用事例

耐震補強金具

鉄骨造建築物の耐震補強において「無孔」、「無溶接」の取付けを可能とするための接合金物

送電線用架線金具

鉄塔と送電線とを連結する部品

建設機械部品

油圧ショベル等の油圧部品や履帯部品

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多品種少量生産に適したシンプルな鍛造ラインと重油炉

一般的な鍛造ラインは、鍛造機1台につき穴抜き・バリ取り兼用のプレス機が1台の2台構成です。このライン構成での鍛造は同時抜き金型などが必要になり鍛造の段取りが複雑になります。
当社では、穴抜きとバリ取り用のプレス機を別々に独立させております。つまり鍛造機+穴抜きプレス機+バリ取りプレス機の3台構成です。これはそれぞれの工程を独立させることで金型設計をシンプルにして金型のコストダウンを、またメンテナンス性の向上とトラブル時の迅速対応を目指しています。
また、電気炉と重油炉が2台づつありますので2ヒート鍛造が可能で、これが当社の特徴である多品種少量生産、大物、重量物、異形物の鍛造技術を支えています。

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熱間鍛造・溶断・熱処理・アッセンブリーまで一貫生産体制

全ての工程を社内で行うことにより、コストカットと時間のロスをなくしました。
加工はスタンプハンマーによる鍛造加工、旋盤による切削加工、溶断加工、穴あけ加工など全て内製化。この一貫生産体制がお客様の外注管理の手間や輸送コスト、時間ロスを軽減いたします。ご相談ください!

鍛造製品・溶断品・加工品

送電用連結金具

  • 鍛造(スタンプハンマー)
  • 溶断(上部クレビス)
  • 穴あけ
  • 溶融亜鉛メッキ
パワーシリンダーヨーク

  • 鍛造(スタンプハンマー)
  • 旋盤加工
  • フライス加工
  • 穴あけ
  • ネジ切加工
ロッドヘッド

  • 鍛造(スタンプハンマー)
  • 外形切削(フライス)
  • 穴あけ(NC旋盤)
  • 穴あけ(マシニングセンター)

詳しく見る

耐震補強部品

  • 鍛造(スタンプハンマー)
  • 溶断
  • フライス加工
  • 穴あけ
  • ネジ加工

詳しく見る

キングピン

  • 鍛造(スタンプハンマー)
  • 旋盤加工
  • 穴あけ
  • 部品高周波

詳しく見る

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お問合せ先:株式会社平松製作所
Tel:052-612-9761
Fax:052-613-3544
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