鍛造一体化で品質向上

複雑な形状の製品は溶接構造や鋳物で製造される場合が一般的です。
しかし、溶接構造であれば溶接部分の歪や割れは避けられません。
その為に、検査工程が追加されます。
鋳物の場合でも鋳造の過程での巣の発生は避けられません。
加工工程で発見された場合にはその製品は不良品として処理されてしまいます。
又、鍛造品と比較すると強度は劣るので極端な場合は落とせば割れてしまいます。

鍛造品はこのような心配はありません。
溶接の箇所がないのですから歪や割れは無縁です。
鋳造と異なり巣の発生もありません。
弊社はフランジ形状や円筒状以外の異形の鍛造品を得意としています。
ぜひ弊社にご相談ください。

溶接構造品との比較

トレーラー用フック

鍛造品

鍛流線によって組織が繋がっている為、製品として必要な引張り対して強い
溶接構造品

溶接はされているが内部組織の繋がりが無く、溶接部から割れる危険性がある

耐震補強金具

鍛造品

鍛流線によって組織が繋がっている為、製品として必要な引張り対して強い
溶接構造品

溶接はされているが内部組織の繋がりが無く、溶接部から割れる危険性がある

削り出し品との比較

製品名

製造品からの加工

鍛流線によって組織が繋がっている為、製品として必要な引張り対して強い
丸棒からの加工

溶接はされているが内部組織の繋がりが無く、溶接部から割れる危険性がある

社員の声「製造部長 犬飼勝彦」:「鍛冶屋」のプライドをかけて極限まで余分な肉を削り、加工代を抑えます。

鍛造は下型の上に加熱した材料を置き上型をたたきつけることによってその時の衝撃のエネルギーで製品を形作っています。この衝撃によって鍛造機はあちこちに傷が入ったり歪みが出たりすることがあります。
良い製品を作るときに加熱温度・材料・型・材料を置く位置などに気を配るのはもちろんですが、私たちは鍛造機の状態にこだわっています。
機械に傷や狂いがあればその状況は必ず製品に伝わります。又、わずかな異常が大きな災害につながることもあります。ですから、我々は毎朝、始業時には入念に機械を点検します。納得がいかない部分があれば、機械の整備を優先します。我々はそれがよい製品を作る為に必要であると信じています。

実績紹介

ワイヤー固定丸棒

トレーラー用部品です。丸棒とレーザーカット品との溶接構造品を一体化しました

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トレーラー用フック

積載物の荷くずれを防ぐためのワイヤーを掛けるフックです。丸棒を曲げたものを斜切りしたものの溶接構造品を一体化しました

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ボトムトラニオン

建機部品。シャフト部分と円盤部分との溶接構造を一体化しました

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耐震補強部品

木造建築物の耐震補強用部品。高ナットとプレートとの溶接構造品を一体化しました

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熱間異形鍛造の応用

熱間異形鍛造には、次のような特徴があります。

  1. 1溶接による歪がありません
  2. 2長期の振動によるワレが発生しにくい
  3. 3巣のような内部欠陥による障害がない

このような特徴から、右のような分野への応用が可能です。

免震・耐震金具
風力発電
太陽光パネル架台固定金具
地盤改良用の鋼管杭の先端部分
連結金具:スキー場のゴンドラをワイヤーに吊るす部品等

お問合せ先:株式会社平松製作所
Tel:052-612-9761
Fax:052-613-3544
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